食べたいのに食べられない? シニアの「嚥下(えんげ)障害」リスク、自分でできる簡単チェック

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食べる時に、あごの関節(顎関節)に痛みや違和感がありますか?

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公開日時:2026-08-28
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更新日時:1970-01-01
山口 正一
山口 正一
ひとこと: 70歳でバックパッカーデビュー。今では毎年ひとりで海外を放浪する“シニアひとり旅の生き字引”です。

嚥下障害セルフチェック|10問で早期発見!誤嚥性肺炎のリスクを防ぐ

日本では、加齢に伴い食べ物や飲み物を飲み込む機能が低下する「嚥下障害」が深刻な問題となっています。日本摂食嚥下リハビリテーション学会の調査によると、65歳以上の高齢者の約3割が嚥下機能の低下を抱えているとされています。さらに、誤嚥性肺炎は高齢者の死因上位を占める重大な疾患です。

 

嚥下障害の6つの初期サイン|「年のせい」と放置しないで

日本摂食嚥下リハビリテーション学会や専門医は、以下の6つの症状に心当たりがある場合は注意が必要だと警鐘を鳴らしています。

① 飲み込む時に痛みを感じる
② 食べた後に舌や口の中に食べ物が残っている感じがする
③ 水や食事の際にむせる、咳が頻繁に出る、または頻繁に痰が絡む
④ 飲み込んだ後に喉が痒くて咳き込みたくなる
⑤ 食事の時間が大幅に長くなり、食べるのが遅くなった
⑥ 特定の食べ物が喉に詰まる感じがして怖くなり、食べる量が減って体重が減少する

嚥下障害は、放置すると食べ物や唾液が気管や肺に入る「誤嚥」を引き起こし、命に関わる誤嚥性肺炎につながる危険性があります。早期に発見し、適切なケアを行うことが「食べる楽しみ」を守る第一歩です。

 

30秒反復唾液嚥下テスト(RSST)|自宅でできる簡易スクリーニング

これは医療機関でも用いられる、道具不要で自宅でできる標準的なスクリーニング方法です。

テスト手順:

  1. 椅子に深く腰掛け、背もたれに寄りかかる
  2. 少量の水を飲んで口の中を湿らせる
  3. 人差し指と中指を喉仏(のどぼとけ)のあたりに軽く当てる
  4. 30秒間、何度も唾液を飲み込み、その回数を数える

判定基準:

  • 6回以上 ➔ 嚥下機能は良好です ✅
  • 3~5回 ➔ 嚥下機能が低下している可能性があります ⚠️
  • 2回以下 ➔ 嚥下障害の疑いが強いため、早めの受診をおすすめします 🔴

 

嚥下障害のリスクが高い方|脳卒中、パーキンソン病、認知症の方は特に注意

脳卒中、パーキンソン病、認知症などの神経疾患をお持ちの方は、口腔・咽頭の筋肉や脳の神経機能に影響が出るため、嚥下障害のハイリスク群です。定期的な評価とリハビリテーションが重要です。

 

嚥下障害の受診とケアのリソース

  • 受診科の目安:耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、歯科、消化器内科、老年内科など。「摂食嚥下外来」のある病院が望ましいです。
  • 自宅でできる嚥下トレーニング
  1. 空嚥下法(力強い嚥下):毎回の飲み込みを意識的に強く行う
  2. Masako法:舌先を軽く噛みながら飲み込む練習
  3. 発声訓練:低音から高音に向かって「ア」や「イ」と発声し、喉の筋肉を鍛える
  • 安全な食事のポイント
  1. 背もたれに寄りかかり、やや前傾姿勢で食べる
  2. 一口を少量にしてゆっくり食べ、口の中に食べ物が残っていないことを確認してから次を食べる
  3. 食後1〜2時間は横にならない
  4. 絶対に自己判断でとろみ剤を使用しない(粘度が合わないと喉の感度が下がり、誤嚥のリスクが高まります)

📞 介護・相談窓口:お住まいの市区町村の「地域包括支援センター」または最寄りの福祉課にご相談ください。

 

🩺 免責事項

本テストはあくまで初期スクリーニングとセルフチェックを目的としたもので、専門医の診断に代わるものではありません。症状が続く場合は、必ず医療機関を受診してください。

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